納品文書サンプル 04 — 引き継ぎ手順書 サンプル一覧 ポートフォリオTOP
この文書は見本です。題材は見本用に自作した架空のマクロで、実際のお客様のファイル・データは一切使用していません。

引き継ぎ手順書

— 担当が代わっても、この1枚で運用を続けられるようにするための文書 —

対象ブック請求書作成.xlsm(2026-06-13 納品版)
この文書の目的請求書発行業務の担当交代・引き継ぎのときに、コードを読まずに運用を続けられるようにする
作成日2026-06-13
関連文書変更内容書・動作確認書・ソースの保管方法(いずれも納品zipに同梱)

1. このブックのマクロがやっていること(全体像)

「受注一覧(2026)」シートに入力した受注データから、お客様ごとの請求書PDFを作って保存するブックです。 請求書の見た目は「請求書テンプレ」シート、保存先や請求書番号などの設定は「設定」シートにまとまっています。 普段の操作はボタン3つだけです。

操作(ボタン等)起きること補足
「選択した行の請求書を作成」 選択中の1件の請求書PDFを作成・保存し、その行に発行日と請求書Noを記録 PDFの保存先は「設定」シートB3のフォルダ+年月フォルダ
「今月分をまとめて作成」 当月の未発行分すべてについて、上と同じ処理を順番に実行 発行済み(発行日が入った行)は自動でスキップされます
「発行済みの行を整理」 発行済みの行を「処理済み」シートの末尾へ移動 月末の整理用。受注一覧からは消えますが「処理済み」に残ります
ブックを開いたとき(自動) 受注一覧の表示を当月分に絞り込み フィルタによる絞り込みです。データは消えていません

2. 処理の流れ

請求書の作成(1件)CreateInvoiceSelected — メイン処理

  1. 選択中の行が請求書を作れる行か確認(顧客名・金額が空ならメッセージを出して中止)
  2. 「設定」シートから次の請求書番号を取得
  3. 「請求書テンプレ」シートに顧客名・住所・明細・合計金額を転記
  4. テンプレシートをPDFとして出力(保存先:設定シートB3のフォルダ+「年月」フォルダ)
  5. 受注一覧の「発行日」に今日の日付、「請求書No」に発行した番号を記録
  6. 「設定」シートの請求書番号を1つ進める

「今月分をまとめて作成」(CreateInvoicesMonthly)は、当月かつ発行日が空欄の行を上から順に探し、 1件ずつ上記と同じ処理を繰り返して最後に件数を表示します。 「発行済みの行を整理」(ArchiveIssuedRows)は、発行日の入った行を「処理済み」シートへコピーしてから受注一覧側を削除します。

3. 設定値 — 変えてよい場所/いけない場所

⭕ 変えてよい(運用で触る場所)
❌ 変えてはいけない(マクロが壊れる場所)

4. 納品後にお客様側で行う確認

  1. 納品した修正後ブックのコピーを作り、コピーの方で普段どおり請求書を1件作成してみる
  2. PDFの内容(宛名・金額・請求書番号)を目で確認する
  3. 問題がなければ今お使いのブックと差し替える。差し替え前のブックは日付を付けた名前で保管する

確認項目の詳しい一覧と手順は、同梱の動作確認書に記載しています(→ 動作確認書の見本)。

5. よくあるトラブルと対処

#症状まず疑う原因対処
1 「実行時エラー 9」が出て止まる 受注一覧のシート名が変更された Module1 先頭の定数 SHEET_ORDERS の1行を、現在のシート名に合わせて書き換える(2026-06-13 の修正でこの1か所に集約済み)
2 PDFが作られず、保存先に関するエラーが出る 「設定」シートB3のフォルダが存在しない(PCの入れ替え・フォルダ名変更の後に起きやすい) B3のフォルダを実際に作るか、B3を実在するフォルダのパスに書き換える
3 ボタンを押しても何も起きない マクロが無効のままブックを開いている ブックを開き直し、上部の黄色いバーの「コンテンツの有効化」を押す
4 同じ請求書が二重に発行された 「発行日」欄を手で消してから再実行した 発行日欄は手で消さない(重複防止はこの欄が頼りです)。発行済みの控えは「処理済み」シートの「請求書No」列で確認できます
⚠ 上記で解決しない場合 無理に触らず、エラーメッセージの画面写真を添えてご連絡ください。 その際「直前に何をしたか(シート名を変えた・PCを替えた等)」を添えていただけると原因の特定が早くなります。

6. ソースコードの保管について

納品zipの「2_ソースコード」フォルダは、ブックが壊れたときの「保険」になるテキストファイルです。 保管のしかたと今後の取り出し方は、別紙「ソースの保管方法」をご覧ください(→ ソースの保管方法の見本)。